現在の世の中では、人見知りはマイナスの要素としてとらえられています。
はたしてそうなのでしょうか。
そもそも人見知りといってもいくつかのパターンがあります。
一つはピエロ型といわれる、基本的に外面が良く相手に良い印象を持たれることが多いが、本人は人と関係を持つのが苦手であり、一人になった時に疲れを感じるタイプです。
このタイプの場合は基本的には人とコミュニケーションが取れるので、社会人スキルとしては問題ありません。
しかし、精神的に疲れることが多いのでセルフケアには注意が必要です。
もう一つのパターンは開き直り型と言われる、一人でいるのが楽だと感じているため、積極的に人との関わりを避けるタイプです。
このタイプが世間一般的に言われている人見知りです。
しかしながら、このタイプの人は専門的な知識に長けていたり天才肌の人も多くいるので、必ずしも社会人スキルが低いというわけではないのです。
そもそも多種多様な人間が集まる職場の中で、全員が全く同じスキルを持ち合わせている方が不自然です。
ある人はおしゃべりが得意だが細かい作業が苦手、ある人はおしゃべりが苦手だが細かい作業が得意。
こういった人々が互いの短所を補い合うことで世の中がうまく回るのです。
自分の個性をしっかりと把握し、自分で自分自身を苦しめることが無いように仕事に取り組んでいくことが大事なのです。
自分の個性とうまく折り合いをつけて、お金を稼ぎ生きていく為に仕事と向き合っていきたいものです。